ブックタイトルeco検定アワード2017 実施報告 エコユニット部門表彰 エコピープル部門表彰

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概要

eco検定アワード2017 実施報告 エコユニット部門表彰 エコピープル部門表彰

- 8 -優秀賞高崎経済大学地域政策学部(群馬県高崎市)エコユニット名:SATOYAMA 環境システム研究室事業内容:教育機関 地域政策学部所属学生:35 名eco 検定アワード2017エコユニット部門・ 身近な河川環境と自らの生活との関連性を学ぶことをテーマとした「環境教育サマーキャンプ」のプログラムを開発し、河川でのフィールド調査や宿泊体験、キャンプ地でのセミナー学習、ワークショップ学習を行った。・ エコユニットの継続活動として、大学生がインストラクターとなり、地域の子供たちの環境学習を支援する活動を行っている。・ 環境学習でインストラクターとなる人材の養成を目的として、実際に環境学習会を実施するフィールドで研修会を開催した。活動のポイント◆「環境教育サマーキャンプ」の開発と実践新しい環境教育のスタイルとして「環境教育サマーキャンププログラム」を開発し、その教育効果の検証を目的としてキャンプを実施した。本環境教育サマーキャンプは、身近な河川と自らの生活の関連性を学ぶことをテーマに構築。小学校中学年から高学年の児童を対象に河川でのフィールド調査、宿泊体験、キャンプ地でのセミナー学習、ワークショップ学習を行った。2016 年8 月25~26 日の1 泊2 日の行程で高崎市、藤岡市、安中市在住の小学3~6年生までの児童、計9 名が参加。キャンプ地は調査経験が豊富な神流川の流域とした。◆環境学習会の開催当エコユニットに属する大学生がインストラクターとなって環境学習会を開催し、地域の子供たちの環境学習を継続して支援している。2010 年より内容を少しずつ改良している体験型環境学習プログラム「地域の河川を調べよう!~探そう!いきもの!学ぼう!身近な生物多様性!~」では、まず河川に生息する水生生物の探索を行い、発見した生物の汚濁耐性に着目して河川水質を判定。その後の学習会では研究室で開発した環境学習アプリ「水生生物の名前当てクイズ」及び「いきものバランスビンゴ!」を用いて導入教育を実施した。さらに、「水生生物カード図鑑」により発見した生物を同定した後、「フィールドノート」を用いて簡易な水質判定を行った。これらは当エコユニットで開発したオリジナルの教材である。カード図鑑は水生生物の汚濁耐性によって色分けされており、水質判定をしやすくするための工夫をしている。本年度は高崎市内の小学校6校、藤岡市内の小学校2校を対象に延べ150 人の児童に対し本プログラムを実施した。◆環境学習インストラクター研修会の開催地域の子供たちを対象とした環境学習会でインストラクターとなる人材の養成を目的とし、実際に環境学習会を実施するフィールドを使い研修会を開催した。対象者は当エコユニットに所属する大学生で実践的に演習を行った。今後もスキルを低下させずに研修会を継続していく。フィールド調査の様子環境学習アプリ簡易水質判定の様子