ブックタイトルeco検定アワード2016 実施報告 エコユニット部門表彰 エコピープル部門表彰

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概要

eco検定アワード2016 実施報告 エコユニット部門表彰 エコピープル部門表彰

8eco検定アワード2016エコユニット部門 優秀賞株式会社スーパーホテルエコユニット名:株式会社スーパーホテル事業概要:ホテルチェーンの展開、土地有効活用のコンサルティング 従業員数:330 名(大阪府大阪市)活動ポイント・限られた環境資源を大切にして少しでも未来へ残すために、ホテルでできるECO活動の一環として「エコひいき」活動をホテルのチェックイン時にフロントにて啓蒙・推進している。・公式HP より予約した宿泊客を対象に、宿泊に伴い発生するCO2 排出量の100%をその宿泊客の代わりにカーボンオフセットする「ECO泊」を実施している。・継続的な社会貢献の一環として岐阜県東白川村と連携した自然保護活動を行っている。◆「エコひいき」活動 ECO活動の「省資源・省エネルギー」の考えの一例として、チェックインの際に「翌日の清掃は不要」とフロントに申し付けた宿泊客には、ミネラルウォーターのプレゼントを行っている。 シーツ、枕カバーなどを洗濯に出した場合には、1室当たり約7?の水を使用するため、その分の節水に協力してもらう仕組みである。 2015 年度は373,413 件の清掃不要の申し出があり、その内、連泊者の中の27.21%にECO活動に協力してもらった。 その結果、約7?×373,413 件=約261 万?の水資源の削減に繋がった。◆顧客参加型環境負荷低減活動「ECO泊」 「自社が出すCO2 に責任を持つ」という考えに基づき、宿泊時に排出されるCO2(二酸化炭素)の削減に努めている。 「ECO泊」とは、公式HP より予約した宿泊客を対象に、宿泊に伴い発生するCO2 排出量の100%を宿泊客に代わりカーボンオフセットすること。 2015 年度は1,440,593 泊の「ECO泊」に参加してもらい、7,938t のカーボンオフセットを行った。 今後もエコ・ファースト認定企業として、宿泊客とともに環境保全活動に取り組み、年間延べ約466 万人の宿泊客に対し、環境に配慮したライフスタイルの提案を推進していき、リニューアル時には、LED 照明の更なる設置推進・省エネエアコンの導入等、施設自体のCO2 排出量の削減にも努めていく。◆東白川村と連携した自然保護の取り組み 地域社会と共に発展するホテルを目指し、東白川村と様々な面で連携し、継続的な社会貢献を行っていく為のCSV(Creating Shared Value: 共通価値の創造)の考えを取り入れた地域活性化に取り組んでいる。①2013 年度から自然環境保護と村おこしの両立の実現を目指している岐阜県東白川村のオフセット・クレジット(J-VER)購入②ブランド材「東濃ヒノキ」の間伐材で作った風呂いす、特産のお茶を岐阜県内の一部店舗で使用等③新入社員は全員参加で体験型のプログラムが多いエコツアーを実施 等◆eco検定普及活動 2015 年度より社員教育の一環として、eco検定を社内の推奨資格とした。 新入社員には半年間月1 回(1 時間半~ 2 時間程度)の勉強会を開催し、新入社員10 名の合格者を輩出した。eco検定合格者が増加する事により、自社の「ECO」への取り組みを年間466 万人にのぼる宿泊客に対して詳しく伝えることが可能となり、「ECO」の啓蒙活動に繋がると考えている。株式会社スーパーホテル会長 山本 梁介