ブックタイトルモットヨッカイチ 2015年5月号 四日市 菰野 川越 朝日 地域情報 イーモット
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Mot toYokkaichiエム・スリー・フォーMotto Woman~ 地 元 の 輝 く 女 性 ~vol.3m34が地元四日市・菰野で活躍する輝く女性達をフューチャーするコーナーの第3回目♪今回は、北勢地域で地域猫の活動に取り組む『地域猫応援マルシェ実行委員会』(※以下、猫マルと省略)を取材!代表の坂倉さんとメンバーの樋口さん、大川さんにm34のAyaka、あんこ、めぐがお話しを聞いてきました。地域猫とは、特定の飼い主がいない猫で、かつその猫が住みつく地域の猫好きな複数の住民たちの協力によって世話され、管理されている猫のことです。飼い猫や野良猫とは区別され、野良猫が繁殖しないように避妊・去勢手術を行い、管理していきます。そうした活動を「ボランティア」で行いながら、地域の方々へその活動の必要性と意義を伝えているグループの大変興味深く大切なお話しを今回はお届けします。m34:地域猫という言葉自体に馴染みがなく、その定義も分からないんですが、簡単に教えて頂けますか?猫マル:はい。地域に住みつく飼い主の居ない猫達が野良猫として繁殖していかないように、私達その地域の者が手術や管理をする猫の事です。野良猫として捕獲し殺処分するのでは無く、命を大切にし、一匹の猫が一代でその寿命をまっとうできるように保護し、避妊や去勢手術を受けさせ、元いた場所に返し、ご飯や糞の始末などの管理もしていく猫とその活動を「地域猫」と言います。m34:そうなんですね…初めて知りました。最近は野良犬も野良猫も見る機会が少なくなりましたが、そうした活動があったんですね。猫マル:そうですね。地域猫の活動だけが要因ではないんですが、野良犬は本当に数が減りましたし、実際迷い犬や捨て犬以外はまず見ないと思います。ですが、野良猫の数はもう何年も横ばいなんです。猫という動物は、実は定期的に餌にありついていると一年に3回程は出産できます。一度に数匹生まれますから、もし野良猫に餌をやっていれば、どんどん数が増えていきます。餌を与えて貰っていない野生の野良猫なら年一回の出産がせいぜいですから、数が全然変わってきますよね。私たちは、可愛いからとか、可哀想だからという安易な理由だけで餌だけを与えないで!という呼びかけを行いながら、何故、自分達が地域猫の活動をしているか、その意味を広く伝え、少しでも理解して頂きたいんです。それは…もし野良猫として保健所に保護された場合、一部の例外以外はほぼ殺処分されてしまいます。その猫自体もとても可哀想ですし、その猫を殺さないといけないお仕事をされている方もとても辛いお仕事だと思うんです。何より、その殺処分のお金は、私達の税金から賄われているんです。これはもう、他人事ではありませんよね。そして、その地域に住みつく野良猫が増えて、その猫にもし餌だけ与えていると、どんどん数が増えてその地域の住人にとっては住環境も悪くなってきます。糞尿に困らされたり、盛りのついた鳴き声や喧嘩の鳴き声に悩まされたり、ごみを荒らされたり、様々な弊害が出てくるのは当然ですよね。この活動に理解して下さる方々や協力して頂ける方々が増えると、結果的にそうした地域の苦情の元が解決出来るんではないかという事に興味を持って頂きたいですね。m34:なるほど…私も実際良かれと思って、子どもの頃に公園などで餌をあげた事がありますし、そうやって聞くと確かに知らずに餌をあげている人が同じように沢山いらっしゃると思います。けど、単にその時だけ可哀想だとか、可愛いから興味本位でだとかで餌だけ与えて後は放っておくというのは、無責任でただの自己満足かもしれないですね。公園でたくさん野良猫が増えて砂場が糞尿で溢れて大変な事になるという話も聞きますし、住宅街だったら衛生的にも子どもたちの安全面でも色々と弊害が出てきますし…生き物が可愛いからとか、大事ならば、その先やその周りの事も考えて行動しないとダメですね。その時だけの無責任な偽善で自己満足して勘違いしない為にも、何もそういう事を知らなかったのでまずは「知ること」がとても大切だと良くわかりました。猫マル:私たちは餌を与える事自体が悪い事だとは思ってませんし、難しいデリケートな問題なんです。ただ、まさに仰って頂いたように、餌だけ与えて手術はしない、糞尿の始末もしない、どれだけ野良猫が増えるのかを考えもしない。そういう状況ならば、確かに結果的には猫達にも、我々地域住人にも悪い方向に向いてしまいますよね。もしそうならば、少し話を聞いて頂けませんか?という活動趣旨なんです。活動している中でその部分が一番難しく、逆に一番大切なポイントなんです。先ずは相談してほしいですね!マルシェでの収益で購入した捕獲器を持って伺いますし、貸出しもしています。手術の受け方や、協力により割引制度を利用してくれる獣医さんもご紹介できます。地域と猫との関わり方について、様々な地域の様々な情報があるので、そういう話が出来る機会を少しでも多く設けたいですし、興味を持って欲しいです。m34:身近な動物で実際飼っている猫の問題なのに知らない事がたくさんありましたし、確かに話しを聞くと猫を飼っているかどうかや、猫が好きかどうかだけの問題じゃないですね。これから様々な地域でこうした考えや活動が活発になって、本当の意味での動物愛護が目指せれば良いですね。今日は本当に勉強になりました。ありがとうございました!necomaru 住□菰野町菰野8474-60Ayaka めぐあんこ本日のメンバーここがマルシェの会場です♪地域猫応援マルシェ実行委員会「necomaru」では、定期的にマルシェを開催しています。湯の山御在所岳のふもとの雄大な大自然の中、様々な出店ブースが集まる楽しいマルシェです。今回の開催は5月31日♪★地図や詳細はフェイスブックページをご覧ください。necomaru 湯の山検 索