ブックタイトルモットヨッカイチ 2013年11月号 四日市 菰野 川越 朝日 地域情報 イーモット

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概要

モットヨッカイチ 2013年11月号 四日市 菰野 川越 朝日 地域情報 イーモット

江戸  明治   大正  昭和  平成四日市の歴史いつも大変可愛がって頂いている「四日市の歴史」も28回目を迎えました。今回は、編集長の私が満を持してお送りする「スーパーカー編」です。『四日市の歴史でスーパーカー?』と首を傾げる方もみえるでしょうが、昭和50年代前半、日本中がスーパーカーブームに沸きました。そんな中、この四日市でもスーパーカーを展示するイベントが多く行われ、四日市の少年達を更に熱狂させてました。私もその中の一人です。今回、当時地元で行われたスーパーカーイベントの貴重なお写真を読者様からご入手。当時小学生だった私も、スーパーカー消しゴムで友人とレースをしたり、雑誌の写真を見ながら車の車種を言い合ったものです。実に懐かしい…40代以上の特に男性の方、存分にお楽しみください !スーパーカー編vol.28スーパーカー人気が新たな需要も生み出し、この時期の日本には異常なほど多数の欧州製スーパーカーが輸入されたと言われている。正規代理店以外に並行輸入業者もこの頃多数生まれた。世界中のどの国よりも路上でスーパーカーを多く見かけるのが日本という説もあったほどだった。《スーパーカーブーム》 かつて1974年~1978年にかけて、池沢さとし氏の漫画「サーキットの狼」などの影響もあり、スーパーカーの爆発的なブームが日本で巻き起こった。当時の日本では、スーパーカー(いわゆる高級輸入車)の購買層よりも、子ども達へのプロモーションの方が盛んで、コーラやファンタ等の王冠の裏に車が描かれてたり、カード型の書籍やプラモデル、ミニカーが発売されたり、ラジコンカーなどのブームが巻き起こった。最も子ども達の心を捉えていたのは、学校で休み時間に皆でレースするスーパーカー消しゴム。BOXYのボールペンのバネを強化したり、消しゴムの裏をセメダインやホッチキスの芯で滑りやすくしたり、カラーリングしたり…本当に夢中だった。また日本の各地においてスーパーカーの展示会が行われ、会場はどこもカメラを持った親子連れで大賑わい。スーパーカーブームにより自動車に関する情報が低年齢層にも浸透することとなり、並行して「F1、ル・マン24時間レース、世界ラリー選手権等」ブームも巻き起こった。車の操作についても詳しくなることとなった為、ドリフトと称して自転車の後輪を滑らすことが流行る。テレビアニメでは1976年の『マシンハヤブサ』を先駆けに、1977年になると『とびだせ!マシーン飛竜』『超スーパーカー ガッタイガー』『激走!ルーベンカイザー』『アローエンブレム グランプリの鷹』が放映された。 自動車雑誌もこぞってスーパーカー特集を組み、関連した書籍や写真集に加え、スーパーカーの排気音だけを収録したレコードも登場した。私も祖父にねだってカセットテープ付きの本を買ってもらい、「これが12気筒のエンジン音かー!」とワケ解らないなりに大興奮した記憶がある。また、街にスーパーカーが停まっていると人だかりが出来て通行に支障が出るほどで、少年たちから「ライト出して!」などとせがまれ、運転中のオーナーが苦笑しながらリトラクタブルライト(スーパーカーライト)を作動させたり、少年たちが撮影を終えるまで停車して待ってくれたり、という場面もよくあった。そしてなんとこの頃、多種多様なリトラクタブルライトを装備する自転車まで販売され始めた。 そしてブームは1978年ごろには沈静化し、カメラ少年たちの興味はブルートレインなどに向かったと言われる…【写真・資料提供】モット・ヨッカイチ読者様ロータス・ヨーロッパ【1966年?1975年】ロータスとしては初のミッドシップにエンジンを搭載したロードカー。それまで生産して来たロータス・セブンの後継モデルとして企画され、軽量かつできる限り廉価であることを目標にして開発された。合計9230台が販売されただけの今では超希少な車のひとつ。「サーキットの狼」で主人公『風吹裕矢(ふぶきゆうや)』が最初に乗っていた愛車としてあまりに有名。ガルウィングドアと認知されるこのドアは実はガルウィングの定義と外れる為、バーチャルドア、スイングアップドアと呼ばれるものである。※写真は市販タイプのLP400「ザ・スーパーカー」と言える程、代表的な存在として君臨したのがこのランボルギーニ・カウンタック【1971年-1990年】22